春と新時代の訪れ…。

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 いろいろと便利なWeb Site 構築支援のプログラムが世の中に出てきて、素人にとって大変有難い時代になったとはいえ、それを必要に応じて独力でカスタマイズするのは、やはり50歳を過ぎたオッサンには、なかなかハードルが高いことでした。

 ことしの正月の酒が抜けた頃から、無謀にも会員制の情報発信サイトを作ろうと俄か勉強を始め、目標より半月ほど余計に時間を弄し、出来栄えは冴えないものの、何とかこの4月から諸事を取材し発信する最低限の基盤にはなったかな、と。

 気づけば東京には桜が咲き乱れ、新たな時代の元号が「令和」と発表された、この2019年04月01日から、当サイトはその活動を始動することになりました。

 会員向けへの本格配信は、図らずもサイトの開設が目標より遅れたため、新天皇が即位される05月01日からとなり、時代の変わり目を共有する感慨深さもあるタイミングと重なりました。別に華々しいサイトではないものの、新記事の乏しい状態で会員募集などと言っては興醒めされること請け合いで、先月の末ごろから3~4カ月ぶりに新活動の挨拶回りのようなことをポツポツと始め、取材の空白を埋めることに勤しんでいるような近況です。

 そんな直近の日々ですが、しばらくぶりに業界事業に通じた数人にお目にかかると、「何、しばらくどこに隠れてたの?」などと、冷やかし交じりのご挨拶をいただくのはご愛嬌。久々に交わす話題とは、「平成という時代には、この業界、本当にいろんなことがあったが、課題は増えるばかりで、なかなかすっきりした決着の付いた話は少なかったね。最近、テレビでは改元で浮かれたような話ばかり見せられるが、次の時代も何かと騒がしく落ち着かないものになりそうだよね」と。そんな話を異口同音のように耳にする。

 とくに近年、この業界では、TPPや日欧EPA、さらには酪農の基幹制度で業界内に激震の走る出来事が相次いだ。いずれも「政治主導」で為されたことが1つ大きな共通点で、またいずれも下手を打つと産業基盤の足下に大きな穴が空きかねず、つまづいたり落ちたりする人は大けがを負いかねない危うさがある。

 05月に迎える「令和」という新時代。政治の「令」を起点とした産業現場の混乱を民間の英知で「和」する時代と果たしてなるか。

 微力で蒙昧な当サイトにも、それなりに見聞して伝えるべきものが、数々出てくる。そんな期待はある。